概要


連携設定を行うことでkinconeの勤怠・交通費データをkintoneへ連携させることが可能です。

設定方法についてご説明いたします。



コンテンツ


1. kintoneでのアプリ作成


1-1. kintoneアプリの作成

1-2. kintoneアプリのフィールドを作成する際の注意点 - 対応フィールド

1-3. kintoneアプリのフィールドを作成する際の注意点 - フィールドマッピングの必須項目

1-4. kintoneアプリのフィールドを作成する際の注意点 - フィールドコード

1-5.  IPアドレスの制限を行なっている場合


2. kintoneアプリでAPIトークンを発行


3. kinconeでの連携設定


3-1. 共通設定

3-2. kintone連携設定


4. kinconeでのフィールドマッピング設定


4-1. レコード特定フィールドの設定(勤怠連携の場合のみ)

4-1. フィールドマッピング


5. データ連携が行われるタイミングについて



1. kintoneでのアプリ作成


この項目では連携設定を行う前の事前準備についてご説明いたします。

主にサイボウズ社のkintone上で行う操作となります。

※ kintoneの操作や設定等に関するご不明点は、サイボウズ社へお問い合わせをお願い致します。


1-1. kintoneアプリの作成


はじめにkinconeの情報を連携するためのkintoneアプリを作成します。

kintoneでのアプリの作成方法は、以下マニュアルをご確認ください。


https://help.cybozu.com/ja/k/user/5ways.html



1-2. kintoneアプリでフィールドを作成する際の注意点 - 対応フィールド


kintoneでアプリを作成する際にフィールドという項目設定します。

kintoneではレコードを構成する1つ1つの項目を「フィールド」と呼びます。


kintoneのフィールドは様々な種類がございますが、kinconeの情報を連携する場合は、

必ず対応しているkintoneのフィールドを利用する必要がございます。


例:kinconeの従業員名を連携可能なkintoneの対応フィールドは「文字列(1行)」となり、

  これ以外のフィールドは利用できません。

  対応していないフィールドをkintoneで作成している場合は、kinconeの情報を連携できません。


kintoneのアプリ上でフィールドを作成する際は、以下のページをご確認いただきながら作成していただきますようお願いいたします。


日々の勤怠交通費情報の連携


kintone連携【勤怠】

kintone連携【交通費】


1ヶ月毎の申請データの連携


kintone連携【勤怠申請

kintone連携【交通費申請】



1-3. kintoneアプリでフィールドを作成する際の注意点 - フィールドマッピングの必須項目


連携必須項目とは、kinconeの情報の中で必ずkintoneに連携する必要がある項目となります。

kintone上のアプリでフィールドを作成する際は、必須項目を連携するフィールドを必ず作成する必要がございます。

※ 必須項目以外の連携は任意となりますので、必要な項目のみ連携を行うことが可能です。


kintone上のアプリでフィールドを作成する際は、「1-2.の対応フィールド」を必ず選択し、

かつkinconeの連携必須項目を連携するためのフィールドも必ず作成していただきますようお願いいたします。


対応フィールド、及び必須項目は以下をご参照下さい。


日々の勤怠交通費情報の連携


kintone連携【勤怠】

kintone連携【交通費】


1ヶ月毎の申請データの連携


kintone連携【勤怠申請

kintone連携【交通費申請】



1-4. kintoneアプリでフィールドを作成する際の注意点 - フィールドコード


連携設定の最後にkinconeの設定画面で「フィールドマッピングの設定」を行います。

フィールドマッピングの設定を行いやすくするため、以下の設定をkintone上で行っていただくことをお勧めいたします。


kinconeのフィールドマッピングの設定では、

「kinconeの情報をkintoneアプリで作成したどのフィールドへ連携させたいか」をkinconeの管理画面のプルダウンで選択します。


kinconeの設定画面のプルダウンでは、kintoneアプリで作成したフィールドの「フィールドコード」が表示されます。

フィールドコードは、kintone上でわかりやすい名前に変更していただくことで、

kinconeのフィールドマッピングの設定が行いやすくなります。


kintoneの設定例:kinconeの従業員名を連携するフィールド「文字列(1行)」をkintoneで作成した場合

 ・kintoneのフィールド「文字列(1行)」の設定で「フィールドコード」を従業員名に変更

 ・kinconeの従業員名のフィールドマッピングのプルダウンで「従業員名」を選択



kintoneの「フィールドコード」の設定は以下をご参照ください

https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_settings/form/autocalc/fieldcode.html



1-5. IPアドレスの制限を行なっている場合


kintoneでIPアドレスの制限を行っている場合は、以下の設定を行っていただきますようお願いいたします。

kintone 連携設定 IPアドレス制限を行っている場合の設定



2. kintoneアプリでAPIトークンを発行


kintoneアプリの設定でAPIトークンを発行します。

APIトークンは、kincone側で行う連携設定に必須の項目となります。


詳細は以下、kintoneのマニュアルをご確認ください。

https://help.cybozu.com/ja/k/user/api_token.html


※ kintoneでAPIトークンを生成する際に、設定画面でアクセス権を設定します。

 アクセス権は、追加・編集の権限(データ連携を行う条件で「レコードの削除」を選択した場合は削除権限も必要)を付与してください。


※ APIトークンは必ずkintone画面左上の[保存]をクリックし、保存した設定を運用環境に反映するため、

 画面右上の[アプリを更新]をクリックしていただきますようお願いいたします。

 上記の操作を行っていない場合、kintone上でAPIトークンが保存されていないため、

 kinconeでAPIトークンを入力しても設定が行えなくなります。



3. kinconeでの連携設定


kintone側で準備を行った後に、kinconeで連携設定を行います。


設定>外部連携>「Webfook」をクリックします。




連携の種類は4種類ございます。


日々の勤怠交通費情報の連携

  • kintone連携【勤怠】
  • kintone連携【交通費】


1ヶ月毎の申請データの連携

  • kintone連携【勤怠申請】
  • kintone連携【交通費申請】



・連携設定画面が表示されます。

・連携したい項目の「追加」ボタンをクリックします。




3-1. 共通設定


連携の名称や連携の条件を設定します。




各項目の説明


項目
説明
備考・その他
名称
任意の名称を入力します。
データ連携を行う条件
kinconeでどのような操作を行った際に、kintoneへデータ連携を行うかの条件を設定します。

kintone連携【勤怠】・kintone連携【交通費】の場合


複数選択可


・レコードの追加:kinconeで勤怠や交通費を新規登録した場合

・レコードの更新・kinconeで勤怠や交通費の編集を行った場合

・レコードの削除:kinconeで勤怠や交通費の削除を行った場合


kintone連携【勤怠申請】・kintone連携【交通費申請】の場合


※ 以下のいずれかを選択します。


・勤怠・交通費が申請されたとき

・勤怠・交通費が承認されたとき




3-2. kintone連携設定


この項目ではkintone側の情報を入力します。




各項目の説明



項目
説明
備考・その他
1
kintoneドメイン
kintoneのドメインを入力してください。cybozu.com以外のドメインの場合は、矢印の箇所をクリックすると変更が可能です。
2
ログイン名・パスワード

kintoneの管理者権限を持つユーザのログイン名・パスワードを入力します。

※ 入力した情報は以降の設定で利用する情報をkintoneから取得するために利用されます。


※ ログイン名、パスワードはkinconeに保存されることはありません。

3

kintoneアプリID

連携先となるkintoneのアプリIDを入力します。※ 設定画面上の「アプリの確認方法はこちら」から確認方法をご覧いただけます。
4
APIトークン

kintone連携 設定前の事前準備にて事前に発行した、APIトークンを入力してください。

複数のAPIトークンを入力する場合は、カンマで区切りで入力してください。

連携先として指定するkintoneアプリに「ルックアップ」フィールドが含まれる場合、

連携先アプリのAPIトークンの後に、カンマで区切ってルックアップ先アプリのAPIトークンを入力する必要があります。


※ ルックアップ先アプリのAPIトークンは[レコード閲覧] 権限のみで設定可

5

Basic認証用ログイン名

Basic認証用パスワード

kintoneでベーシック認証設定を行っている場合は、ログイン名・パスワードを入力してください。

Basic認証情報は、本システム内に暗号化して保存されます。


設定後「kintoneアプリ情報を取得する」ボタンをクリックすると、

次のフィールドマッピングの設定が行える状態となります。



4. kinconeでのフィールドマッピング設定


4-1. レコード特定フィールドの設定(勤怠連携の場合のみ)


本設定は「勤怠」連携の場合のみの設定です。

※ 交通費・勤怠申請・交通費申請にはございません。


「レコード特定フィールド」とは、kintoneのレコードを更新・削除時に本項目で選択した情報や日付でレコードを検索し対象のレコードを特定するために利用します。


注意事項

※ kinconeに同姓同名の従業員が存在する場合、「ユーザー名」を選択するとkintone上で誤ったレコードの更新・削除が行われる可能性がございます。

※ 選択した値によって、以降に行う以下のフィールドマッピング項目が必須項目になります。


 ・レコード特定フィールドでメールアドレスを選択:kinconeのログインID(メールアドレス)は必須項目

 ・レコード特定フィールドでユーザー名を選択:従業員名は必須項目

 ・レコード特定フィールド従業員番号を選択:従業員番号は必須項目




4-2. フィールドマッピング



・左側がkinconeの情報・右側がkintoneの情報となります。

・本項目では「kinconeの情報を、kintoneアプリで作成したどのフィールドへ連携させたいか」をプルダウンで選択します。


プルダウンに表示される項目は、kintoneアプリで作成したフィールドの「フィールドコード」が表示されます。

フィールドコードはわかりやすい名前に変更していただくことで、選択がしやすくなります


設定例:kinconeの従業員名を連携するフィールド「文字列(1行)」をkintoneで作成

   ・「文字列(1行)」の設定で「フィールドコード」を従業員名に変更

   ・ kinconeの従業員名のフィールドマッピングのプルダウンで従業員名を選択


「フィールドコード」の設定は以下をご参照ください

https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_settings/form/autocalc/fieldcode.html




・設定完了後、画面下部の「登録」をクリックします。

・以上で連携設定は完了です。




5. 連携が行われるタイミングについて


外部連携設定画面の「データ連携を行う条件」で指定した条件の操作をkincone上で行なった場合に、

kintoneアプリに勤怠や交通費の情報が連携されます。


4種類ある連携の種類によって、kinconeからkintoneへ連携されるタイミングが異なります。



kintone連携【勤怠】・kintone連携【交通費】の場合


複数選択可


・レコードの追加:kinconeで勤怠や交通費を新規登録した場合

・レコードの更新・kinconeで勤怠や交通費の編集を行った場合

・レコードの削除:kinconeで勤怠や交通費の削除を行った場合


kintone連携【勤怠申請】・kintone連携【交通費申請】の場合


※ 以下のいずれかを選択します。


・勤怠・交通費が申請されたとき

・勤怠・交通費が承認されたとき